日々の生活でよく耳にする色々な菌。
その違いや意味について理解している人は意外に少ないようです。
「雑菌」や「バイ菌」などは、日々TVなどでも耳にしますが、一般的に「細菌」や「真菌(カビ)」と呼ばれている菌をこのような俗称で呼んでいます。
では「細菌」や「カビ」。この菌の違いについてはどうでしょうか。
細菌には、ニキビの原因であるアクネ桿菌や、強い病原性をもち感染症を起こすこともある黄色ブドウ球菌、大腸菌などが含まれます。
カビは、感染性を持つ白癬菌(はくせんきん)、頭皮のフケの原因にもなる癜風菌(でんぷうきん)、増殖すると皮膚疾患を引き起こすカンジダ菌などをさします。
このように、私たちの身の回りはいつも細菌やカビと共存しているのです。
では「カビ」と聞いた時、どの様なものをイメージしますか?
食べ物につくカビ、風通しの悪い浴室につくカビ、日当たりが悪く湿気の多い場所にしまった衣類につくカビ…。
「カビ」とは本来俗名であり真菌の一微生物群をいいます。私たちの生活環境はさまざまな細菌やカビと隣り合わせ。
当然、細菌やカビなどの菌は、大気中や住環境にも多数存在し、さらに犬や猫といったペットやガーデニング等の土壌を介してなど、日常生活で接触する機会は少なくありません。
また、私たちの肌の上にも多く常在しており、これらの菌は体臭・汗臭、脇や足のニオイにも関係しています。
こういった細菌やカビの肌での異常増殖が、アレルギーや感染症にも関連しているとの報告もあり、細菌やカビを元から洗い流せる石鹸で、きちんと洗い、清潔習慣を心がけることが大切なのです。