毎日シャンプーを使って髪の毛を洗い清潔にしていても、なぜかフケとかゆみが止まらない…そんな経験はありませんか?
フケが出ていると不潔な印象を持たれるのではないかと不安になりますし、かゆみがあると仕事や勉学にも集中できませんよね。
実際のところ、毎日シャンプーをして清潔にしていてもフケ・かゆみが治まらないということはあり得ますし、それどころか、よかれと思って行っていたシャンプーがフケ・かゆみの原因になっている可能性さえもあります。
フケ・かゆみにはいろいろな原因がありますので、まずはご自身のフケ・かゆみの原因を考える事が対策の第一歩。
この記事ではフケ・かゆみの原因や対策方法、さらにフケ・かゆみ対策におすすめのシャンプーをご紹介します。
フケが気になる方はぜひ参考にしてください。
フケの正体は古くなった頭皮の角質です。
角質とは、皮膚のもっとも外側にある細胞(角質細胞)を指します。角質は古いものが剥がれ落ち、新しいものへと生まれ変わるというサイクル(ターンオーバー)を繰り返しています。この古くなって剥がれ落ちた角質を「フケ」と呼びます。
頭皮に炎症などのトラブルが生じていると、その部分の皮膚を早く新しいものに変えようと、ターンオーバーが促進され、通常よりも周期が短くなるため、角質が一度にまとまって剥がれ落ちることとなります。
炎症の起きていない健康な頭皮では剥がれ落ちた角質はサイズが小さいため目に見えにくく、ほとんど気になりません。
しかし何らかのトラブルが発生して炎症が起きている頭皮の場合、剥がれ落ちる角質のサイズが大きいため、はっきりと目に見える「フケ」になってしまうのです。
フケには様々な原因があります。よくみられるのが、皮脂とカビが原因となる「脂性フケ」、および乾燥が原因となる「乾性フケ」です。さらにそれ以外の原因から発生するフケもあります。
それぞれのフケについて原因と対策を確認しましょう。
いわゆる「脂性フケ」と呼ばれるフケは、べたべたとした脂っぽい頭皮に発生します。
フケがひどくなると黄色っぽいカサカサとしたかさぶたのようになることもあります。
男性に脂性フケが発生しやすい傾向がありますが、もちろん女性でも脂性肌傾向の方は脂性フケが現れる場合があります。シャンプー後も頭皮がベタついているような方は、注意が必要です。
頭皮など皮脂分泌が多い部位は、誰の皮膚にもいる、皮脂を好むカビの一種が過剰に増殖しやすい環境です。
頭皮のカビによって皮脂が分解されてできた「遊離脂肪酸」が皮膚刺激になり、炎症が起きることでかゆみを感じるとともに、炎症が起きた部位を速やかに排除しようとターンオーバーが促進されます。
その結果、通常よりも大きくまとまった形で角質が剥がれ落ちるため、角質が「フケ」として認識されやすくなるのです。
皮脂が多くて頭皮がベタつきがちな方なら、皮脂を適切に洗い流せる洗浄力とともに、頭皮のカビの増殖を抑える有効成分が配合されているシャンプーがおすすめです。
すこやかな頭皮を考えた、メントール配合の薬用スカルプシャンプーです。
抗真菌(抗カビ)成分「ミコナゾール硝酸塩」と抗菌成分「オクトピロックス®※」の2つの有効成分をダブルで配合し、頭皮のフケやかゆみを防いでくれます。
爽快な使用感のシャンプーですので、特に頭皮のかゆみやべたつきが気になる方におすすめです。
※オクトピロックス®(ピロクトンオラミン)はクラリアント社の登録商標です。
公式オンラインショップで探す「乾性フケ」は乾燥した頭皮に発生するフケで、「脂性フケ」に比べて粉っぽく細かいサイズのものが多いです。脂性フケとは反対に、頭皮の皮脂が不足し乾燥していることが発生の原因で、頭皮の乾燥の主な原因は「洗いすぎ」です。
フケを気にして1日に何度もシャンプーを行うことや、洗浄力の強すぎるシャンプーの使用、40℃以上のやや熱めのシャワーによる脱脂などが原因としてあげられます。
頭皮は皮脂分泌の多い部位ですので、1日1度の適切なシャンプーを行っていれば、フケがでるほどの乾燥が起きることはあまりありません。お使いのシャンプーの洗浄力や洗髪回数、お湯の温度などが適切か、一度見直してみましょう。
もともと乾燥しやすい肌質の方は「乾性フケ」が発生しやすく、乾燥による頭皮のかゆみも起きやすい傾向があります。閉経後の女性は皮脂分泌が大きく減少しますので特に注意が必要です。
女性の頭皮のかゆみについては、こちらの記事も参考にしてください。
リンク:女性に多い頭皮のかゆみの原因とは?対処法・ケア方法について解説
皮膚科学に基づいたヘアケア製品を展開しているコラージュフルフルシリーズの薬用頭皮ケアシャンプーです。フケ、かゆみ、においが気になる方のために、抗カビ(抗真菌)成分「ミコナゾール硝酸塩」と抗菌成分「オクトピロックス®※」の2つの有効成分を配合しています。
普通のシャンプーと同じように洗って流すだけで、頭皮のフケやかゆみを防いでくれます。
頭皮が乾燥しがちな方や、指通りなめらかな洗い上がりを好む方におすすめのシャンプーです。
リンスやコンディショナーを使用される方には、同様に抗カビ成分を配合のコラージュフルフルネクストリンスの使用を推奨します。
※オクトピロックス®(ピロクトンオラミン)はクラリアント社の登録商標です。
公式オンラインショップで探すフケは上記の「皮脂とカビ」や「乾燥」以外にもさまざまな原因があり、異なる原因が組み合わさっている場合もあります。ゴシゴシ洗い・合わないヘアケア製品の刺激によるフケについてもご紹介します。
毎日のシャンプー時に、フケを取り除こうと頭皮に爪を立ててゴシゴシ洗う、強く頭皮をこするなどの誤った洗い方や、またはブラシを頭皮に押し当てるような強いブラッシングは頭皮に傷をつけ炎症の原因となります。
またドライヤーの熱風を頭皮に長時間あてるなど、頭皮に負担をかける行為も同様です。
これらの誤ったヘアケアはフケ・かゆみの原因になりますので注意が必要です。
さらに、頭皮を爪でかきむしる行為自体もフケ・かゆみを悪化させる原因になります。頭皮を爪で傷つけないように気をつけましょう。思わずかきむしりたくなるほどに頭皮がかゆい場合は皮膚科専門医を受診しましょう。
シャンプーやリンス、ヘアカラーや育毛剤、頭皮用のかゆみ止めなど、さまざまな製品が頭皮に触れますが、そういった製品に含まれる成分が頭皮の刺激やかぶれ(接触皮膚炎)、アレルギーの原因となる場合もあります。
特にシャンプーやリンスなどの洗い流す製品はよくすすぎを行うことが大切です。
使用すると皮膚にかゆみを感じる、赤くなるといった製品は使用を中止し、使わないようにしましょう。
上記以外にも、疾患やしらみなど、さまざまな原因が頭皮のフケ、かゆみの原因になります。対策を行ってもかゆみが続く場合は、原因を特定するためにも皮膚科専門医の受診をおすすめいたします。
フケ対策にはシャンプー選びだけではなく、シャンプー方法も大切です。フケが気になるからといって落とそうと、爪を立てたゴシゴシ洗いをしてはフケを悪化させてしまいます。
頭皮に刺激を与えずやさしく洗うポイントを以下にまとめましたので、参考にしてください。
髪を洗う前に、まずは軽くブラッシングをしましょう。ブラッシングをすることで髪の表面についたほこりや抜毛を除去し、髪の絡まりをとかして洗いやすくします。
この時、ブラシの先端で頭皮を傷めないように気をつけましょう。
シャンプーの前には、38~39℃程度のぬるま湯で頭皮の予洗いをすることも大切。
ぬるま湯のシャワーによって油性の汚れや古い角質が浮き上がり、落としにくい頭皮の汚れがシャンプーで落としやすくなります。
ポイントとしては、髪表面にシャワーをあてるのではなく、髪をかき分け頭皮を直接お湯で洗い流すようにしましょう。
シャンプーは髪につける前にお湯を少しずつ加え、手のひらでよく泡立てておきましょう。
シャンプー液には洗浄成分(界面活性剤)が高濃度で含まれているため、直接シャンプー液を髪や頭皮につけると、過剰に脱脂を招く可能性があります。
泡立てたシャンプーを髪になじませながら洗います。この時、頭皮に爪を立てないように、ゴシゴシこすらないように注意し、指の腹で頭皮をやさしくマッサージするように洗いましょう。
十分に頭皮と髪を洗ったら、泡やシャンプーが残らないよう丁寧にぬるま湯ですすぎます。必要であればこの後、リンスやコンディショナーをしてください。
髪を洗い終わったら、ドライヤーの前にタオルで水気を拭き取ります。この時もゴシゴシと髪をこすらないように注意しましょう。
タオルドライで髪の水気がある程度なくなってきたら、次はドライヤーでしっかり乾かします。乾かす時は、ドライヤーを髪や頭皮に近づけすぎないようにしてください。
皮脂とカビが原因となるフケ・かゆみは、免疫低下、肥満などにもかかわりがあるといわれています。フケ・かゆみに悩まされている方は日常生活についても一度見直してみることをおすすめします。
体と同様に、頭皮も栄養が不足すればトラブルが起こりやすくなります。健やかな頭皮環境を保つために、バランスのよい食事を心がけましょう。
肌の調子を整えるポイントの1つが、十分に睡眠をとることです。
夜はできるだけはやめに就寝し、朝までしっかりと睡眠時間を確保しましょう。
免疫力の低下や肥満を防ぐには適度な運動を行う事が大切です。ウォーキングなどを日頃の習慣に取り入れましょう。
この記事ではフケ・かゆみにお悩みの方へ、その原因や対策方法、おすすめのシャンプーをご紹介しました。
頭皮環境を良好に保つためには頭皮の炎症の原因を考え、取り除くことが大切だとお分かりいただけたかと思います。フケ・かゆみを防ぐには毎日使うシャンプー選びや洗髪方法はとても大切な要素の一つです。フケをはじめとした頭皮のトラブルにお悩みの方は早速実践してみて下さい。
本記事がフケに悩まず快適に過ごせる一助となれば幸いです。