「毎日きちんと髪を洗っているのに頭皮がかゆい…」
そんな悩みを抱えている方は多いようです。
頭皮のかゆみには様々な原因があります。そして原因によって解消法も変わるため、まずはかゆみの原因を考えながら、原因に沿った正しいアプローチをしなければなりません。
この記事では頭皮のかゆみが発生する原因や、対策について解説します。
はじめに、頭皮のかゆみを感じる原因と対策を見ていきましょう。
頭皮のかゆみの原因は様々。原因によってかゆみ対策も変わってきます。
また、原因は一つとは限りません。対策できる部分から始めてみましょう。
「頭皮のカビ(マラセチア菌)」と皮脂は頭皮のかゆみの主要な原因の一つです。とはいっても、分泌されたばかりの皮脂そのものはかゆみの原因とはなりません。誰にでもいる「頭皮のカビ」によって皮脂が分解された「皮脂分解産物」や、時間がたって酸化した「酸化皮脂」が頭皮に刺激を与え、かゆみの原因になります。
頭皮のカビは皮脂を好むため、頭皮の皮脂分泌が多いとカビがより増殖し、かゆみが出やすくなります。また皮脂分泌が多いとシャンプーの際に古い皮脂が残りやすく、酸化皮脂による頭皮のかゆみが出やすくなります。
皮脂の量が多い方は、そもそもシャンプーの量が足りていない可能性があります。
シャワーを浴びる際には38℃程度のぬるま湯で髪と頭皮の予洗いを十分に行い、そのうえで泡がきちんと立つ量のシャンプーを使用します。十分に泡だった状態で頭皮を隅々まで指の腹で洗いましょう。
また、頭皮のカビが原因となるようなケースでは抗カビ成分配合のシャンプー・リンスが市販されています。皮脂の量が多めと感じる方は、抗カビ成分配合のシャンプー・リンスをまずは1~2週間程度試されることをおすすめします。
すこやかな頭皮を考えた、メントール配合のスカルプシャンプーです。
抗真菌(抗カビ)成分「ミコナゾール硝酸塩」と抗菌成分「オクトピロックス®※」の2つの有効成分をダブルで配合し、頭皮のフケやかゆみを防いでくれます。
爽快な使用感のシャンプーですので、特に頭皮のかゆみやべたつきが気になる方におすすめです。
※オクトピロックス®(ピロクトンオラミン)はクラリアント社の登録商標です。
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非常にさっぱりとした使用感のシャンプーです。
こちらも上記のシャンプーと同様に抗真菌(抗カビ)成分「ミコナゾール硝酸塩」と抗菌成分「オクトピロックス®※」の2つの有効成分をダブルで配合し、頭皮のフケやかゆみを防いでくれます。
敏感肌の方や、さらさらした洗い上がりを好む方や、頭皮が脂っぽい方におすすめです。
同シリーズのリンスにも抗カビ成分を配合しております。
*こちらのシャンプーにはメントールは配合していません。
※オクトピロックス®(ピロクトンオラミン)はクラリアント社の登録商標です。
頭皮は基本的には皮脂分泌が多く、乾燥しにくい部位です。しかし何らかの理由で頭皮が乾燥すると、かゆみが現れる事があります。
頭皮が乾燥する理由はいくつかありますが、代表的なのは過剰な洗浄です。汗や皮脂汚れをしっかり落とそうとシャンプーの回数を増やしたり、ゴシゴシ洗いすぎたりした結果、頭皮の油分や保湿成分が減少し、角質バリア機能が低下することで頭皮が荒れ、赤みがあらわれたりかゆみを感じることがあります。
また、シャンプー時に熱すぎる湯(40~42℃)を使うことによって、頭皮の油分が過剰に落ちて乾燥してしまう事もあります。
さらに加齢により皮脂の分泌が落ちてきたにも関わらず、いままでと同じような頭皮ケア習慣を続けることで、以前よりも乾燥しやすくなることも考えられます。
頭皮をしっかりと洗いすぎると乾燥の原因になります。洗浄力が強すぎないシャンプーを使用されることをおすすめします。保湿成分配合のシャンプーもおすすめです。
皮膚科学に基づいたヘアケア製品を展開しているコラージュフルフルシリーズの薬用頭皮ケアシャンプーです。フケ、かゆみ、においが気になる方のために、抗カビ(抗真菌)成分「ミコナゾール硝酸塩」と抗菌成分「オクトピロックス®※」の2つの有効成分を配合しています。
普通のシャンプーと同じように洗って流すだけで、頭皮のフケやかゆみを防いでくれます。
頭皮が乾燥しがちな方や、指通りなめらかな洗い上がりを好む方におすすめのシャンプーです。
リンスやコンディショナーを使用される方には、同様に抗カビ成分を配合のコラージュフルフルネクストリンスの使用を推奨します。
※オクトピロックス®(ピロクトンオラミン)はクラリアント社の登録商標です。
公式オンラインショップで探すきめ細やかな泡が汚れを優しく洗い落とす、低刺激性の透明なジェルタイプのシャンプーです。すすぎ落ちがよいので、髪や地肌に負担を与えにくく、髪の自然な艶としなやかさを保ちます。
フケに対する有効成分は配合されていませんが、非常にシンプルな成分で構成されており、シャンプー成分そのものにより刺激を感じる敏感肌の方におすすめです。
保湿成分を含みませんので、シリーズの「コラージュリンスS」との併用をおすすめします。
シャンプーは1日1回を目安に、38℃程度の温度に設定したややぬるめのお湯を使いましょう。洗う際には爪を立てずに、指の腹で頭皮を傷つけないように洗います。
シャンプーの原液は界面活性剤を高濃度に含んでおり、希釈して使用することを想定してつくられています。シャンプー原液を直接頭皮につけると油分を落としすぎてしまうので、適度にお湯を加えある程度泡立てた状態で洗髪するようにしましょう。
またシャンプー後に髪を乾かす際にはドライヤーを頭皮に近づけすぎないようにしましょう。
ドライヤーを頭皮に近づけすぎると、頭皮の乾燥にもつながります。ドライヤーは、先端の吹き出し口が頭皮から20cm程度は離れるようにし、同じ部位に長時間連続して使わないようにご注意ください。
シャンプーやリンスのすすぎ残しもよくあるかゆみの原因の一つです。すすぎ残しによるかゆみにも注意しましょう。
目で見える泡がなくなっても、襟足から生え際にかけてはシャンプー成分が残りやすい部位です。時間をかけてしっかりすすぎましょう。
特に髪の毛の量が多いなどで1度にたくさんのシャンプー液を使われる方は十分なすすぎが必要です。また、お1人でのシャンプーになれていない小学生くらいのお子さんなどは、手の届きにくい耳の後ろや後頭部のすすぎ残しに注意が必要です。
シャンプーやリンス、スタイリング剤、ヘアカラー剤、育毛剤など、様々なヘアケア製品がありますが、肌に合わない場合は一時的に頭皮がかゆくなることがあります。
アレルギーが原因の頭皮のかゆみの場合は、洗髪直後には症状がなくても、翌日から数日後など時間をおいて症状が発生する場合もあります。
ヘアケア製品を使用した際にかゆみや刺激を感じる場合はただちに使用を中止し、様子をみるようにしましょう。時間差での発生にも注意が必要です。かゆみなどの症状が治まらない場合は皮膚科専門医の受診も検討ください。皮膚科専門医の下でパッチテストを実施することでアレルギーの原因成分を特定できる場合もあります。
「我慢できるから…」
「すぐに治まると思うから…」
そんな気持ちから、頭皮のかゆみを対策せずに放置してしまう方がいます。
しかし我慢しきれずに思わず搔きむしってしまい、頭皮に炎症がおき、傷ができてしまった結果、フケが出たり、カサブタができたりする場合もあります。
フケは、頭皮に炎症がおきた後に、炎症がおきてダメージを受けた頭皮の細胞を早く除去するためにターンオーバーが促進された結果として発生します。古い皮膚がまとめて剥がれ落ち、髪に白い粉のようなものが付着するので、見た目が不潔な印象になってしまいます。
一方でカサブタは、かゆみのため頭皮を爪で引っ掻いてしまった結果、出血が起こり血液や浸出液が固まったものです。
頭皮を掻きむしる行為が刺激となり、かゆい部位が徐々に拡大し、さらには慢性化することもあります。傷や炎症の程度によっては頭皮や毛根にダメージを与え脱毛の原因にもなりますので、かゆくても掻きむしらないように対策が必要です。
この記事では頭皮のかゆみを感じる原因と対策、おすすめのシャンプー・リンスをご紹介しました
頭皮のちょっとしたかゆみはつい我慢してしまいがちですが、仕事や勉学に悪影響がでることもあります。悪化する前に早めの対策をご検討ください。
この記事がかゆみ対策の助けになれば幸いです。